マイ・ホーム【不動産オーナー様向けブログ】Vol.14 未登記の財産について

●あなたの財産はあなた名義になっていますか?

 オーナーの皆様はご存知かと思いますが、不動産には、登記制度がありますね。最近では所有者不明の土地の問題が話題になっていますが、これは『相続登記』をしていないことが原因の一つといわれています。

  所有されているアパートについては、名義書換えが完了していると思いますが、それ以外の土地や、建物はどうでしょうか。アパート以外の土地については、相続の登記がされていないという方もいらっしゃいます。


●相続登記がされていない土地の売却では・・・・

『相続登記』がされていない不動産を売却することは出来ず、売却の際には『相続登記』をする必要があります。つまり、すぐにでも欲しいというお客さんがいらっしゃっても、『相続登記』を完了させるまでは、手続きがスムーズに進みません。

特に、祖父、祖母の代からの未登記の不動産がある場合には、相続人も多くなることが考えられ、手続きはより難しくなります。なぜなら、基本的に相続人全員から書類に署名押印を貰う必要が出てくるからです。

 中には、相続人のうちの一人が行方不明になっているということもございました・・。

相続人が行方不明の場合

相続人が行方不明の場合には、『不在者財産管理人』を決める必要があります。この『不在者財産管理人』は、家庭裁判所に申し立てをする必要があります。

なお、『不在者財産管理人』には多くの場合、他の相続人と利害関係のない専門家が選ばれる事が多いようです。


●相続人が海外在住の方

 近年のグローバル化により、相続人が海外に住んでいる、という事例もあります。海外では、一部の国を除いて住民票や、印鑑証明書の制度がありません。そこで、在外公館(日本領事館)へ出向き、署名証明を取得する必要があります。


●手続きには時間と労力がかかる・・

ここまでで、勘の鋭い皆様は、手続きには時間と労力がかかる、ということにすぐ気づかれると思います。

この手続きは、登記をしないでいる期間が長くなるほど困難になります。そして、オーナーの皆様がこれらの手続きをしない場合には、代わりにお子さん方が手続きをしなければならなくなります。

先祖から引き継いだ歴史ある不動産など、一族で継承していきたい財産もたくさんあると思います。しかし、そんな大切な財産でも、手続きをしないでいると、いつのまにか「所有者不明の財産」となってしまう可能性があります。

ぜひ一度ご自分の財産を見直してみてください。


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投稿日:2021/05/31   投稿者:橋場 祐太